ごまの主な産地とは?
普段食べている「ごま」。
ごま油やいりごま、ねりごまになって料理に使われていますが、
その原料のごまはどこから来ているかご存じですか?
今回は、ごまの主な産地について調べてみました。
目次
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日本のごま輸入量
実は、日本は海外からごまを沢山輸入しています。
2022年の輸入量は17万9,067tにもなります。
2015年~2022年の輸入量を見ると、平均約17万tのごまを海外から輸入していることになります。
<参考>
国内輸入量:財務省貿易統計(2022年)
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日本のごま輸入国
では、日本はどんな国からごまを輸入しているのでしょうか?
2022年のデータを見てみましょう。
輸入量1位はナイジェリアです。
ナイジェリアは、人口が約1億9587万人(2018年)のアフリカ最大の国です。
主食であるキャッサバ、ヤムイモ等の生産量が多く、ごまやカカオ豆を輸出するアフリカ有数の農業国です。
コメの生産量はアフリカ第一位(2018年)だそうです。
輸入量2位はブルキナファソです。
あまり聞き慣れない国名かもしれません。
ブルキナファソもナイジェリアと同じくアフリカの国です。
主要産業は農業で、粟、とうもろこし、タロイモなどを生産しています。
カカオで有名なガーナと国境を接しています。
輸入量3位はタンザニアです。
タンザニアもアフリカの国です。
アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ山がある高原地帯ではコーヒー豆の栽培が盛んです。
降水量が多く農業が盛んな南部ではごま、カシューナッツ、西部ではトウモロコシ、バナナを生産しています。
この様に上位3か国はいずれもアフリカの国々となります。
<参考>
ナイジェリアの農林水産業概況:農林水産省(2020年度更新)
ブルキナファソの基礎データ:外務省
タンザニアの農林水産概況:農林水産省(2020年度更新)
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ごま輸入国の推移
1988年から2002年の輸入量1位は中国でした。
その後、2002年に2位だったナイジェリアは2012年、2022年共に1位となっています。
ナイジェリアと同じく2002年から名前が挙がっているのがブルキナファソです。
以前から常に上位に位置するタンザニア、2022年4位のモザンビークも含めて近年ではアフリカ諸国からの輸入が多いのが分かります。
2015年以降の輸入量を見ると、全体の7~8割がアフリカからの輸入となります。
2002年以降、南米のパラグアイも上位に入ってきています。
この様に多くの原料が海外から輸入されていますが、残留農薬検査や品質のチェックはしっかりと行い、製品づくりをしています。
<参考>
国内輸入量:財務省貿易統計(1988年~2022年)
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国産ごまの生産量
国産ごまの生産量は、2017年~2020年のデータを見ると年間100tにも満たない数量になっています。
2020年の国産ごまの生産量は50tであり、国内自給率は0.024%しかありません。
身近な食べ物のごまですが、国産品は以外にも少ないのですね。
<参考>
日本国内ごまの生産量:公益財団法人日本特産農産物協会(2021年)
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まとめ
今回は、ごまの主な産地について調べてみました。
輸入国の名前はみなさんの想像していた国名だったでしょうか?
さぁ、みなさんも今日から、レッツ、ごまの主な産地ライフ!
「ごまのこと」編集部