トップメッセージ

ごまを真ん中に明るい未来を切り拓く。

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時代の流れと共に「変わらないこと」

 創業明治19年から現在に至るまで私たちは”ごま一筋”で事業を展開しています。創業者の八代目九鬼紋七は地場産業である植物油製造に欧州の先進的な技術を導入しました。その後ごま油からごま製品全般へと事業を拡大し、現在ではさらなる品質向上のためにISOの導入や環境への配慮のためにごまの搾り粕の再資源化、ごまの自給率を改善するために三重県ごま産地化プロジェクトを発足させる等様々な取り組みを行っております。
このように様々な取組みに挑戦を行う一方で今も昔も変わらないことがあります。それは「品質第一」という九鬼産業のこころです。当社の大正時代のポスターには「品質第一」と書かれています。現在ではさらなる品質向上、そして安全・安心な胡麻製品のために改善活動、QC活動、6S活動を社員自らが考え実施しています。そしてこれからも「品質第一」という九鬼産業のこころは変わりません。


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安全・安心のごま製品を、ご家庭に届けるために。

 「食べる丸薬」とも呼ばれ古くから食されてきたごまですが、近年、世界的な健康ブームによりごまの需要が伸びており、品質の良いごま原料を確保することが重要にもなってきております。
当社では30年にわたりグアテマラ共和国での契約栽培を行っており、品質の高いごま原料を継続して安定供給して頂いております。また国内においても農水省や三重県、さらに農家の方や農機具メーカー、福祉施設と連携して取り組む「三重県ごま産地化プロジェクト」により国産ごまの栽培強化を進めています。また海外から輸入したごまについては自社内で残留農薬検査を行い安全な原料のみを使用することを徹底しています。
安全・安心のごま製品をつくるために、原料面だけではなくISO9001をはじめとする国際認証の積極的な取得やイノベーションセンターやオートパッキングプラント等の最新鋭の設備投資も行っております。また食品メーカーとしての供給責任と社内外における防災レベルの向上を目標に、ISO22301の認証も取得しています。
おいしさ・安全・安心を兼ね備えたごま製品を皆様のもとにお届けすることが私たちの使命です。

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「挑戦する姿勢」と「真似のできない技術」を追求。


 今後のさらなる発展のためには「挑戦する姿勢」が大事です。当社では年の初めに1年間で挑戦する事を社員の皆さんに決めていただいています。その期毎にテーマはありますが、仕事・プライベート問わずどんな事でも構いません。要は挑戦することの大事さを学んでほしいということです。そしてこの挑戦する姿勢からは様々な物が生み出されています。新しいごまの形態であるパウダー状のごま「ヘルシーセサミ」の製造にも成功し、これを使用した黒ごまラテはヒット商品となりました。「ヘルシーセサミ」の製造は当社しかできない技術です。
当社の強みである「挑戦する姿勢」と「真似のできない技術」の追求で、これからもごまの可能性を引き出していきます。ごまの新たな魅力を引き出した付加価値の高い商品によって人々の幸せと活力ある社会づくりに貢献できる夢のある元気企業を築きます。

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「困っている方のお役に立ちたい」という一心で。

 ごま製品の価値を追求していく一方で、当社では原料の枯渇が世界的に危惧されている薬用植物(生薬)の製造販売にも挑戦しています。これまでに培ってきたごまの栽培技術や国際認証取得のノウハウを活かして、2021年医薬品製造販売業の許可を取得しました。
 医薬品の分野は超えるべきハードルも多く、一筋縄ではいきません。専門家の方々から「本当に参入するのですか!?」というお声も頂戴いたしました。しかし、良いものを作るために真面目にコツコツ進んでいく九鬼らしさを発揮して、世の中に真に必要とされているものをお届けしていきます。当社の技術力と開発力、医薬の力を結集することで、人々の役に立つ、競争力のあるものづくりができると信じています。

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ごまを通じて家庭を明るくするお手伝いをしたい

 「生産を通じて社会に奉仕する」という社是を私たちは掲げています。貢献はもちろん、奉仕することに意義と誇りを持っています。
 またごまには未知の機能や大いなる可能性がまだまだ秘められています。私たちの志すものや未来への夢が凝縮されています。ごまを真ん中に価値ある商品を生み出し続け、明るい未来を切り拓いていきたい。ごまを通じて家庭を、地域を、日本を、世界を、そして未来を明るくするお手伝いを、全社一丸となってこれからも進めていきます。