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日々生活を営む私たちは、誰もが自分自身や家族、大切な子どもたちの口に直接入る食べ物について強く関心を持つようになり、もっとも身近で大切な問題として「食」は今、注目されています。そのような状況において、当社が取り組んでいることや志すことをお伝えしようと思います。
当社は消費者の皆様の不安を少しでも取り払うために2008年2月、食品安全の国際規格であるISO22000の認定を取得しました。登録範囲は「胡麻油、ネリ胡麻、いりごま・すりごまなどの食品胡麻、ごましおなどの胡麻加工品の設計・開発、製造、通信販売及び配送、引渡し」で、事業所としては本社工場、竹成工場、本社事務所、品質保証部、開発部、各営業所となっています。
今後も継続的な改善、仕組みのレベルアップを図りつづけていく所存です。

当社のごま製品について原材料産地や検査情報をホームページで検索できるシステムを2008年11月に立ち上げました。製品パッケージに明記してある賞味期限をご入力いただけば、簡単にチェックしていただけます。 現在国内で消費されるごま原料は、99%以上を輸入に頼っています。海外でのごま栽培は農薬を使わずに栽培するのが一般的ですが、周辺の畑からの飛散などが原因でまれに農薬が検出されることがあるため、残留性の高い農薬や、豊富な経験と実績をもとにした品目について残留農薬検査を行っています。また、当社では細菌検査も含めた各種検査体制を整え、自信を持って商品の提供をさせていただいております。

真摯に「食」に向き合えば向き合うほど、私たちは日本の自給率低下や食品の安全性の問題に、思いが深まってきました。当社は以前より、ごま製品の製造過程で生じる搾油後のごまの粕やごまの皮などを用いて有機肥料をつくり、それを活用した農産物づくりをしてきましたが、この取り組みを発端に本格的な農業への参入を志し、農業生産法人(有)九鬼ファームを立ち上げました。最近では有機栽培での米づくりや野菜の栽培試験を行うなど、微力ながら「食」の安全性を高め、雇用の場を増やす社会貢献につながることをめざします。

現在、日本におけるごま原材料の国内産は1%以下といわれるなか、当社では1999年より国内にて金ごまの栽培を開始しました。土つくりから収穫までの全てを自社社員にて管理し、2001年11月には自社農場において有機JAS認定ほ場の資格を取得。2002年、2003年には竹成工場、本社工場において、有機農産物加工食品製造業者・小分け業者の資格を取得しました。現在、わずかな量ではありますが、栽培から加工までのすべてを自社で行った国産の有機金いりごまを限定で販売しています。
前項でもふれましたように、当社では社員によるごま栽培を行っています。なかでも新入社員は入社後半年に渡り、当社農場にてごま栽培に取り組みます。また、社内での改善活動において自主提案の多かった社員に対しては、グアテマラの契約農場へ研修出張するチャンスが与えられます。社員一人ひとりの貴重な経験は、さらなる良いごま製品づくりにつながっていくことと期待しています。
企業は「ひと」があってこそ存在します。社員はもとより、その家族の幸せや健康を気づかい、「こころ」の交流ができるよう努力しています。

九鬼産業を支えていただいている皆様に感謝し、親睦会などを開いて交流を図っています。「ひと」と「ひと」、「こころ」と「こころ」の交流があるから、良い製品が生まれると信じています。九鬼産業のミッションステイトメント “こころ、ひと粒一粒。”ここには、私たちの志すものや夢が凝縮されています。最後になりましたが、今度ともご協力ご指導くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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